ｻﾄｰさん家の事情

リレーはR君とTﾁｬﾝは別々のチームでした。

年少さんから始まり年中さん年長さんと続きます。

Tﾁｬﾝは第二走者。

二位でバトンを貰いﾊﾞﾝﾊﾞﾝ走って、さぁ！！追い越すぞというときに追い越し方が分からず後ろをﾃﾚﾃﾚ付いて行ってました。

その時！後ろから三位のチームが追い越して行きました。

それを見たTﾁｬﾝ。

追い越し方がわかり全速力で追い越して一位でバトンを渡しました。

R君は
前にも書いた通りアンカーです。

四チーム中最下位でバトンを貰いました。

というのも、R君のチームは一位だったのに年少さんの一人が途中で走るのをやめてしまい全チームに追い越されるというハプニングがあったのです。

それでも今まで見たことがないくらいの真剣な顔で走りました。

結局最下位は変わらなかったのですが、後から『最初は一番だったのに残念だったねー』と婆さんに言われ
R『小さいけん途中で止まるのは仕方ないったい。俺達年長さんが頑張ればいいんだけん。小さい子達が一生懸命走って俺達までバトンがきたんだけん途中で諦めたらいかんとばい！！』

と。お兄ちゃんのような事を言い出し更なる感動を呼びました。

リレーは子供の成長を感じる事が出来た競技でした。